「秋葉原での出会い」

店主が秋葉原に足を踏み入れたのは、約20年前。

普通にメーカー製のPCを買うつもりだった。

ところが裏路地に一歩入ると、そこは「カオス」・・・。

まるで野菜や魚のようにジャンク品やPCパーツが売られていて、もう何が何だかわからなくなってしまった。

そんな時に、新装開店の大売出しセールをしている店員さんと目と目が合う。

 

店員:「お客様、今ならマザーボードとCPUのセットで3,000円割引ですよ」!!

 

店主:すみません・・・PCってどうやって作るんですか?

店員:使う用途と欲しいスペックに合わせて、部品を組み合わせていくだけです。

店主:予算30万くらいなんですけど・・・。

店員:そんなにあったらかなりいいものができますよ。

店主:メーカー製よりも??

店員:ソフトはないですけど、性能は確実にいいですね。

店主:じゃぁ、ここで全部買うんで1回作り方を指導してください。

店員:かしこまりました。別の店員を呼んできますね。

・・・・・・。

店員2:お待たせしました。

店主:え~っと、速くて、テレビが見れて、ネットも速くて、モニターはワイドで大きくて、持ち込みの特注のアクリルケースに入れられて、FANは全部青のLEDで、ブラックライト冷陰極管2本で、マックのキーボードで・・・。

店員2:はいお待たせしました。25万円です。CPUとメモリでもう少し速くなりますがいきなり値段が上がるので、これで十分です。

店主:は~い。

 

家に帰ってセットアップしたら、速ぇ速ぇ。

 

ということで、店主はメーカー製のPCは一度も買ったことがありません。