証券取引や為替取引のためのPCを構成するにあたって、一つ重要なことを考慮しなければいけません。
それは、投資会社や投資銀行、ヘッジファンド等の中でも比較的規模の大きな企業は、もうトレーディングルームそのものが無くなりつつあります。
なぜか?
コンピューターが全てやってしまっているからです。
もちろん世界情勢等の、コンピューターでは予測が困難な部分は人間が行いますが、それ以外の短期的取引ならコンピューターに敵いません。
詳しい説明は「高頻度取引」や「ダークプール」などのキーワードで調べてもらうとして、個人レベルのPCをどう構成するか?
これはゲーミングPCよりもまだ極端な選択肢になります。
初級者から中級者まではミドルクラスのPCで3画面出力できれば十分です。
中級者から上級者まではハイエンド構成にして6画面まで出力できる設計にします。
また、高精細モニターを使用しても余裕が有るようなハイエンド寄りのグラフィックカードを使用します。
これは、細かい文字や数字でもくっきりと表示させるためです。
中~上級者構成ではメモリにも余裕があり、接続回線数や立ち上げるアプリケーションの数が多くても余裕で動作します。
SSDもPCI Express接続で超高速なものを使用します。
ストレージに関しては、クラウドを使用するのがオススメですが、まずは内部バックアップとしてHDDを併用します。
マウスやキーボードも反応速度にこだわったものを使用し、デバイス側の装備水準も上げます。
そして何より大切なのは「回線速度」と「証券会社のサーバー速度」です。
これでファンドと戦えるわけではありませんが、一般投資家の中では相当な好条件で勝負できることになります。
価格は20万~100万くらいの幅があります。
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